小さいことにくよくよするな

by リチャード・カールソン


小さいことにくよくよしない
おっしゃる通りだ


その昔
『一番細いピアノ線の800分の1の製品作り(‥だっけな?)』と
ローカルな精密機器メーカーが
テレビで宣伝していたような気がする
そのサイズは 1ミクロン
SI単位系で云うところの 
1マイクロメートル
すなわち
100万分の1メートル
言い換えれは
1000分の1ミリメートル
その1ミクロンに拘る おいらの仕事
顕微鏡覗きながら
『はぁ‥ 2ミクロン足りねぇ‥(泣)』とやってたら
今日が終わってしまった‥
会社隣町の我が聖地へ家族で遊び行く予定だったのに‥(泣)
精根尽き果て家路へと走る夜半の国道18号
2ミクロンの意味するところを反芻する
たかが2ミクロン
されど
顕微鏡を介して視野いっぱいに誇張されたその様相は
無視できるものでなく
脳に焼き付けられた 理想と異なるその残像は
宿主の思考を独り占めする
『 なんでやねん‥ 』
思い通りにならぬ結果に
顕微鏡覗きながらサンプルに突っ込みを入れるに至って
反抗期に差し掛かりつつある長女の扱いを模索している母ちゃんの気持ちが
少し理解できた
小さいことにくよくよしちゃったな・・


それはそれとして
ミリとかキロとかセンチとか
接頭語の意味するところを
学校でもっと系統的に教えて欲しいよなぁ・・と
先日に会社で話題になった
確かに我が子も
接頭語と単位の概念が曖昧だ
『じゃぁ センチの意味を教えてやってくれや・・』
と母ちゃんに振ったら
『はて・・?』
ときたもんだから
ちょっとおセンチな気分になる
学校でいきなり習うのが
実生活では滅多に使わないデシ(10分の1)ってのも
不思議だ・・・


まぁ 
チンチン丸出しの天ちゃんにしてみりゃ
どれも大した問題じゃ ないのだけどね

(ぼくのチンチンは3デシ父ちゃん)