鴨川3日目


(日の出の海辺を散歩)

(次は遊びで来たい鴨川グランドホテル)

(ホテル近くには鴨川シーワールド
この生活にも慣れてきた3日目
精神的にも肉体的にも相当お楽しみな状態だけれど
日を経るにつれ体は軽く、元気になってくるから不思議だ‥
前出の健康理論に則った食事とがぶがぶ飲んでいる水の効果か‥?
これがゆるゆるのセミナーで
夕方に講義を終えて夜は大宴会だったとしたら
翌朝のエネルギーレベルはきっと下がっているだろう‥
今日も朝からディスコタイム
初日のディスコで口あんぐりしていた初参加の方々も、今ではノリノリだ
4日間という時間と決して安くはない費用
余裕で海外旅行に行ける資源を敢えてこのセミナーのために使うということは
皆、志をもって臨んでいるはず。
演習や食事の席で知り合って名刺交換すれば
おいらのようなサラリーマンは少数派で
経営者か、これから起業を目指す人が圧倒的に多い。
女子大生たちに何になりたいのと問えば、
税理士になるとか、来年は司法試験に絶対受かるとか‥
自分の判断と持てる力で道を切り拓こうとしている人たちは
己の基準を引き上げるべく、全力でセミナーに取り組む。
日常とかけ離れたこの環境に身を置き、周りの人々から刺激を受けることも
このセミナーの楽しみである。


この日、セミナー最大の演習をした。
『ミッションインストール』
自分の生きる目的を宣言するのだ。
4人のグループを作り
1人がミッションを宣言する。
残りの3人が、そのミッションを評価する。
発表者の想いと言葉と体に完璧な一貫性を感じたら、
『イエス!』と拳を振り上げる。
3人の拳が同時に上がったら、達成。
書いてしまえばルールはこれだけ。
けれど‥
3人の承認を得るのは容易ではない‥
たとえば・・
『私の人生の目的は、介護を通してお年寄りに幸せを与えることである!』
『し〜ん‥』
こんな感じ‥
それが正真正銘、自分の生きるミッションであるならば
その想いが、言葉にも体にも嘘偽りなく現れなければおかしいと‥
体の全細胞に至るまで、そのミッションを受け入れ、発しなければ
聞き手の共感は得られないと‥
集中して、気分を高めて、4人でハイタッチしてハグして、さあ本番‥
『私の人生の‥』
『う〜ん‥』
会場はまさに修羅場
発表者は当然全力だが、聞き手も気が抜けない。
安易に妥協して認めたら、その程度の基準で当人にインストールされるのだ。
初めて参加した4年前、仲間の一人は5時間かけてようやく3人の拳を上げさせた。
その時の3人の感想は共通して
『なんか今、体に電気走ったみたいだぞ‥』
高い基準でインストールされれば、
ちょっとやそっとのことでは揺るがないアイデンティティーとなる。
夢や目的を持って生きる奴は、強いのだ。


つい2日前に知り合った人たちと、本音丸出しの濃い時間を共有できる楽しさ。
無事に演習を終えてチームの仲間と話をしていたら‥
大学が隣の学科で、卒業年度が同じ奴だった‥
『あ〜 なんかこの顔覚えてるぞ‥』
『俺もその名前、記憶にある‥』
縁は異なものだなぁ
文学座俳優の佐川ちゃんと知り合ったのは、4年前のこの演習
彼との出会いが無かったら、おそらく舞台鑑賞なぞ一生しなかったろう‥
これがあるから、人生はお楽しみなのだ‥