軽井沢

昨日で
おいらにとっての高校バスケは終わり。
下手ながらもしぶとく生きる瀬戸内少年野球団には共感するものがあるけど
ブランド私学同士の頂上決戦にはあまり興味はないし
(あくまで私個人の基準なので他意はありません・・)
2週続けての応援でアドレナリンを余分に出してしまったので
今日は精神的リハビリをしようと
我が家の聖地である軽井沢へ。

(いつもの湯川ふるさと公園で弁当食べて・・・)

(キャッチボールして・・・おいらはゴザで午睡)

アウトレット行って
めんめん支援物資のTシャツを買って
『アリスの丘』でお茶をする。

作家の故森村桂さんのお店。
http://www10.ocn.ne.jp/~aliceoka/

森村さんの作品を初めて読んだのは小学生の頃。
家に何冊かあったのだ。
お菓子やケーキをテーマにした内容が豊富で
読んでいて食べたくなるのが楽しくて
そして
今振り返れば笑っちゃうのだけど
当時菓子作りにはまっていたおいらは
そのレシピを参考にさせてもらったりもした。
面白くて何度も読み返したのは
後に映画化もされた『天国に一番近い島』。
ニューカレドニアで森村さんが盲腸に罹り手術して
現地の慣習によりステーキとヒマシ油を食べ続けて
さらに悪化した(だっけな・・?)ってくだりが
子供心に強烈な印象として残った記憶がある。

メニューには
『忘れんぼのバナナケーキ』とか、メルヘンチックな名前が並ぶ。
巷にある『シェフの気まぐれサラダ』って奴には
『なんだいそりゃ・・?』と内心突っ込みたくもなるけど
森村さんの命名であるなら、さもありなん。


お店は今では
ご主人のM.一郎さん(森村さんの作品ではこの名で通っているらしい)と
女性スタッフ(身内の方かな・・?)で運営されている。


この、超薄アメリカンコーヒーってのは、M.一郎氏の好みらしく
女性スタッフ曰く
『M.一郎さんが淹れるとさらに薄いんですよ・・・』
確かに、薄かったです。
けれど
10分おきにおかわりを勧めてくれる気の遣いよう。
次回は本持ち込んで長居させてもらおうかな・・


帰り際に、M.一郎氏と色々お話させていただく。
何故かおいらの会社の財務状況に詳しくて、驚かされる。
かつてはビクター音楽にお勤めしていたM.一郎氏は
森村さんの才能に惚れ込み、退社して
森村さんの大好きなこの地に移り住んだという。
『桂ちゃんはねぇ・・ほんとにいい子だったんだよ・・』と
彼女が亡くなって7年経つ今でも、深く愛しているご様子。
こんなカップルもいるんだなぁ・・ 感動である。
先日のおやじの会で
海千山千のおじ様たちの毒気に少々当たってしまったおいら(ごめんなさい)
ここでもリハビリさせてもらえた気がする・・