櫻の木の上 櫻の木の下

舞台を観に東京へ。
今回は1人、高速バスで行くつもりだったけど、
前日の鬼島太鼓で会ったたけるに、
『お前も行くかい・・?』と訊ねたら、
『行きます・・』と来たので、
車で行くことに。
舞台に誘われて、
二つ返事で乗ってくる高校バスケ部員も珍しい気がするけど。

この舞台は、
当ブログでも何回か紹介している、
文学座俳優の佐川ちゃんと、奥さんの典子さんが出演。
典子さんが作品を書き下ろしている。
戦争にまつわる様々な体験談やエピソードを
物語にのせて語り継いでいきたい‥という思いから、
典子さんが立ち上げた『RingBong(りんぼん)』。
http://ameblo.jp/ringbong

・・・・紹介文より・・・・
「捨てなきゃならないんだって、この楽譜・・・」
長年勤め上げた女学校の中庭に、大切なものを探しに訪れた中原前校長。
それは彼が少年だった65年前、
同校内の櫻の木の下に埋めた、楽譜の入った瓶だった。
現代と昭和20年。
ふたつの春。
変わったものとは・・・
変わらないものとは・・・
・・・・・・・・・・
プロの仕事とは、かくも人を感動させるものなのか…
前日の鬼島太鼓と同様の感慨である。
限られたスペース、道具の中、
目の動き一つで観る者に様々なシーンを想起させ、
90分間の舞台を完璧に演じきる。
役者の息づかいも聞こえるほど近くで、
緊張感を共有させてもらえる。
身を乗り出して魅入ってしまうので、舞台が終わるといつも肩が張ってたり。

(素晴らしい舞台をありがとう)

(共演の樋口泰子さん 頭切れてるけど‥樋口さん撮りたかったので・・)

同じ志を持ち、互いに才能のある芸術系夫婦は、
家に帰っても、演劇談義に花咲かせたり激論するのかな…?
『お前のあの時のあのパスはどうかと思うぞ・・・』と、
バスケ談義するしか能が無い体育会系夫婦とは、
幅も深さも違いそうだ・・・


舞台の後、佐川ちゃんとお茶をする。
5月には旅公演で上田に来るとのこと。
楽しみだ。
早○田大学を出ている彼に、
受験勉強の秘策を聞いてみた。
文系の彼曰くは・・・
『教科書と赤本をひたすら暗記してました・・・』
すげぇ。。
『でも、合格した瞬間に全て頭から抜けていきました・・』
・・と、あまりお奨めはしていなかったけれど、
たけるには刺激になってくれたろう。


舞台の際には、いつも少しばかりの差し入れをする。
定番のれい子作のクッキーと、日本酒。
彼は共演者にもお裾分けしてくれるようで、
以前にれい子と銀河劇場で観た『ヴェニスの商人』に
差し入れたクッキーは、
寺島しのぶさんや藤原竜也君といった、
芸能人オンチのおいらでも知っているメジャーどころにも
食べてもらっていたはずだと、
今でも信じて疑わないれい子。
彼女の数少ない自慢の一つである。
ヴェニスとは・・http://gingeki.jp/special/venice.html

そして酒は、丸子の『信州銘醸』。
佐川ちゃんと同じ文学座の俳優仲間で、
DAKARAのCMに出演していた余分三兄弟の1人である
櫻井章喜君(脂肪担当)は、
高校同学年で、
前出の、
従兄弟でラーメン屋『熊人』のたけし君と同じクラス。
そして実家が『信州銘醸』の滝澤君も、二人のクラスメート。
熊人で扱っている酒も当然、信州銘醸⇒http://kumajin.com/
櫻井君は・・http://www.bungakuza.com/member/prof/sakurai-akiyoshi.htm


道中、たけると色々な話をした。
勉強の話題はいっこもなかったけど。
勉強やスポーツだけでなく、
芸能音楽他、色んな分野に造詣を持つことは、
バランス感覚の優れた大人に、そして教師になるには、
必要なのではないか・・・と、
前日に太鼓の魅力を知り、興味のリストに加えたおいらは、
したり顔で奴に説く。
たける 『勉強、スポーツ、芸能音楽・・・あと何が必要でしょう・・?』
おいら 『う〜ん・・・ あとはギャ○ブルと風○ってもんかなぁ・・・』
おいらには教えられる分野じゃないけどな・・・


その頃、うちの体育会系母ちゃんは・・・

(地元でバスケしてた)