信州大学後期試験へ・・・

地震の影響で電車の運行が微妙であることから、
長野市教育学部まで車で行くことになった、たける君。
お父上が仕事で不在なため、
センター試験に引き続き、彼を会場まで送る栄誉に与ったおいら。
親となってこのかた、
いずれ訪れるであろう、
受験会場や修学旅行の集合場所に我が子を送り届ける役に、
寝坊や車のエンコで間に合わなかった時にゃぁ、
子供に一生恨まれるのだろうなぁ・・と、
万が一の事態をつい想像しては脂汗をかいたりする、小心者のおいら。
その機会が思いがけず、前倒しで来た。

実は前日も信大(工学部)に来ていて、
セミナー聴講中地震に遭った。
5階に居たことで揺れ倍増の中、
プロジェクタにより映し出されるスクリーンの画面の揺れと相まって、
酔ってしまったおいら。
そしてニュースに映し出される悲惨な状況は、
生きていれば何でもあり・・・では済まされない深刻な事態に、
とてもブルーな気分になり、
果たして無事に送り届けることが出来るのだろうかと、不安になる。
試験開始時刻は予定より1時間繰り下げられて午前10時。
あらゆる事態を想定し、
たとえ、
地震により高速道路が途中で寸断されようが、
わき見運転によりタイヤを側溝に落とそうが、
挽回策を綿密にシミュレーションして、
5時半にたける宅を出発することに。


保険に保険をかけて目覚時計を3個仕掛けて寝たものの、
小心者のおいらは、夜中に5回も6回も目が覚めて、
『あぁ、まだ1時か・・』
『2時半か・・』
『3時10分か・・はよ朝になってくれ・・・』

そのうち、
目覚時計で起きる夢を見たりで、
寝ているのか起きているのか自分でもわからなくなってきたので、
4時に起きる。


会場に向かう道中、小心者の心境をたけるに打ち明けたら、
彼が何と言ったかといえば・・・
『万が一が起きたら、神が今回は見送れと言っているんだと思います・・』
だとさ。
負けた。。。


何だかんだで車は至極順調に進み、
開場の2時間前に現地到着。

(7時、れい子が短大時代にバイトしていたSBC通りのガストでお茶)


(8時、善光寺隣の城山公園でアップ開始)

(8時30分 受験仲間の野沢北高荻原君と合流)

(9時、会場入り。頑張れよ・・)


校門には不動産業者さんがたくさんいて、
パンフレットを幾つも頂く。
さて、これからどう過すか・・・と、れい子にメールをしたら、
『こちらは利公の靴買ったりするので、ぶらぶらしてもらっていいです・・・』
と来たので、ぶらぶらする。
セントラルスクエアの駐車場で1時間ほど寝て・・

ブックオフで100円の本を5冊買って東急裏の公園で読んで・・


駅前の店に何軒か寄って・・
友達が絶賛していたラーメン屋に寄って・・
またガスト寄って本読んでパソコン作業して・・
帰る。


たけるはと言えば、
バスケでレイアップショートを2本落としたらしいけど、
それは愛嬌ということで、
他の種目も、概ね上々とか。。。
やるだけのことはやったんだよな・・・?
この状況を客観的に判断するならば、
合格の可能性は決して高くはないけれど、ゼロではない。
結果は神のみぞ知るとして、
過程は出来る限りの努力はしたと思うので、
よく頑張りましただ。


何度も言うけど、
起きる出来事は全て、必要・必然・ベスト。
では地震で被災することが必然かと問われれば、
それはあまりに残酷なことなので、何とも言いようがないのだけれど、
本件に関しては、どちらの結果であっても意味はあると思う。
物心両面で支援してくれる家族がいて、
無事に受験できて、
それだけで十分に幸せなことなのだと、
地震のニュースを見ながら、つくづく感じたわけであります。