たけるはいいかも・・・

2次試験の出来を彼に聞いた。
概ね良好…とのこと。
特に、
苦手としていた器械体操と鉄棒が良かったようだ。
倒立前転が出来たのは彼だけだったとか。
得意としていた100m走では、
隣のレーンの陸上部と思しき受験生が11秒を出して、
一気においていかれたそうだけど…
他人と比べるのはナンセンスだけれど、
2次試験はある意味オーディションだから、比べてナンボだ。

本業のバスケは、
1対1では、全てシュートを決めて、
3対3では、味方の受験生がいずれも素人のため、
ボールを貰ったらゴール目指して一直線にドリブルするクラスマッチの様相で、
彼にパスが回ってきたのは僅か2回だったようだけど、
その2回のチャンスに何したのよ‥と問えば、
自ら1on1を仕掛けるのは場違いな行為であると判断して、
味方を生かすように努めたとのこと。
いいぞ。
おいらが試験官なら、そちらにポイントを付ける。


全種目が専門な人なんていないのだから、
得手不得手があるのは当然だけれど、
たけるは全ての種目でアドバンテージを取ったようで、
天晴れだ。
前出の陸上部の彼も、
他の種目では苦戦していたと聞く。
部活によってつぶしの利くのとそうでないのがありそうだな…
何事においても、
バランス感覚ってのは大事であり、
特に教師には欠くべからざる要素だ。
頭でっかちで運動音痴でも、
運動バ○でも、
厳しかろう。

2次の得点方式が絶対評価相対評価のどちらなのかわからないけれど、
配点比率がセンター900点/2次300点でD判定の彼としては、
1点でも多く稼がねばならない。
やらかしちゃいましたが許されない状況の中、
持てる力は全て出し切ってくれたようだ。
人事を尽くせたことは、誉めるぞ。