利公入学式

この日のために、服を新調。

子供の服の大抵は他所様からのお下がりか借り物で賄う我が家としては、

レアなことだけど、

サイズが合わないので、仕方なし。

そして、

れい子も新調。

サイズが合わないっだって・・・?


入学式も2度目ともなると、勝手がわかっているのでちょっと余裕。

利公の通う小学校はおいらの母校。

地元で親の年も近いときたら、

入学式はさながら同級会。

おいらの小学校クラスメートの息子が、

利公のクラスメートになる。

その子は、

彼の子供の頃に瓜二つで、笑った。

まるで30年前にタイムトリップしたような、

不思議な感覚。

男の子と手を繋いで入場する新入生は、

何とも初々しい。

一方で、

それを迎える6年生は、とてもしっかりしている。

6年間でこうなるんだよなぁ・・・。

ここの成長過程は、目が離せないぞ。



入学式の後は、恒例のPTA役員決め。

宗楽の時は、我先にと立候補するお母さん方に圧倒される。

小学生の親は熱心だなぁと感心したけれど、

後に、

低学年のうちに役についた方が楽で、

早くに免罪符を得ておきたいという考えもあることを、知る。

ポジティブなのかネガティブなのか、

よくわからん。

今回もお母さんたちは、思想はともかく態度は積極攻勢。

じゃんけんに負けてもすぐさま次の役に立候補する姿勢には、

執念すら感じる。

こういう光景は女性がよく似合う。

さすが、オバタリアン予備軍(しつれい)。



事の成り行きを見ていた件の小学校クラスメートは、

『なんなのよこれは・・・?』と、問うてきた。

『まぁ、何でも聞いてよ・・・』と、余裕のおいら。


子供が4人いる我が家は、

どうせ何かしらのお務めはするだろうから、

流れに任せる方針だ。

ただ、

どうせやるなら、

前向きに務めてこそ天晴れ人生。

邪心でなく、本心でやりたいなら立候補しな・・・とれい子に言ったら、

今回は挙手せず。


さぁ、利公さんよ

これからお楽しみだ!