ラストゲーム - 天晴れ人生　回想録

今シーズン最後の、クラブ選手権大会
教員、予備校生、専門学校生、自営業、サラリーマン
職業も住まいも歳も異なる仲間達により構成されるスティンガーズ
たまに何処かと練習試合する以外は
日頃集まって練習することはなく
顔を合わせるのはシーズンに４回の県大会
それすら
部活だ受験勉強だ就職試験だ仕事だで、全員が集まることはない。
マジでバスケしている県内強豪チームからすると有り得ないスタンスだけれど
それでいいのだと、割り切れる奴だけが残った、スティンガーズ
契約社員の如く、年度を単位としての出入りも少なくない
それぞれに事情もあるので、来る者は拒まないかわりに去る者は追わない
今シーズンを限りにチームを卒業する者も、数名･･
大学浪人生のたけるもその１人
彼に限っては
来年度もスティンガーズに在籍するような事態になっては困るがな･･･

そんな背景もあり
今が楽しけりゃいいじゃんと、一期一会的雰囲気な我がチーム
地道に精進しているとはお世辞にも言えないけれど
たまにはベスト４に入りたいよなぁという想いはあるようで
いつもより気合が入っていた今大会･･
バスケは先週の初戦以来のおいら
今週は、東御、佐久、丸子と練習できるチャンスは３回あったけど
仕事と天晴れ勉強会を優先させちゃった‥
しゃぁないな･･

東桑クラブに勝つ

（丸山カズのミドルシュートは鉄板･･かな？･･）

（重田カズは重戦車･･敵として絶対マッチアップしたくない･･）

準々決勝の相手は去年と同じくスカイアーツ。
http://d.hatena.ne.jp/ten-sei/20101225

元チームメイトの中野浩久率いる、超真面目なバスケ集団
どれだけ真面目かは、チームのＨＰからも窺い知ることができる
http://sky.geocities.jp/nakanohirohisa57/
県外遠征までして精力的に活動しているスカイアーツ
互いの出自や平素の行いを比べてしまえば、正直分は悪い･･
去年に対戦した時よりメンバーも増強してるようで
生え抜き君たちの多くはベンチだ
前半、ディフェンスリバウンドが取れず
攻めても相手の堅いディフェンスを崩せず得点が伸びない‥
いずれも互いの連携が必要なプレー
大会のみに集まり、先発メンバーも固定されていないチームの弱さは
こういう状況で顕著に露呈する。
それは今に始まったことではないので仕方ないとして
試合の中で修正するしかない。
前半終わって２０点のビハインド
２試合目で体力的にしんどく
元気なチームの勢いに押されてワンサイドゲーム‥
コートもベンチも意気消沈･･ってのは
最近の負け試合の典型的な雰囲気だけれど
今を生きる一期一会のチームなんだから
勝とうが負けようが楽しまなきゃ意味ないよな‥
とベンチで応援しながら改めて思った。
どれだけ離されても盛り上げんと‥
そしたら誰ともなく
『後半に挽回できるぞ‥４ピリでひとケタにもっていこうぜ』
まだ皆死んではいなかった･･いいぞ

ハーフタイム、偉大なる武田先輩に具申させていただいた
『もっと点取りいってくださいよ‥』
今では先発を若手に譲り
飲み過ぎによる痛風のためバッシューの紐もきつくは結べない彼は前半
ゲームメイクに専念してシュートにいく機会は少なかった。
『今年のマスターズで見せた４連続スリーお願いします』と言ったら、苦笑い･･
この試合のような停滞したオフェンス状況を打破するために
おいらが一番信頼しているのは、やはり今でも武田先輩だ
そして後半‥
いい流れがうちに来た
点取りモードに切り替わった武田恵‥通称メグタイムは健在だった･･湧く場内
かつて長野県成年男子のオフェンスマシーンだった勇も
地味にいいところで決め
今年から加入の佐久長聖高バスケ部コーチの養田は
ディフェンスリバウンドを取りまくる
ロートルが多い事情により
２−３のゾーンディフェンスを敷く機会が多い我がチーム
今大会３試合の実践において
ディフェンスが機能する場合とそうでない場合の違いとその理由が
守っていてはっきり解ったのは収穫。
４ピリでついに９点差に詰め寄るも、反撃はここまで。
国体チームでずっと武田先輩の背中を追い続けていた同じポジションの中野も
負けじと対抗、ライバル心は相当なものだ‥
もう１、２本ディフェンスで抑えられたら、オフェンスで決められたら‥
もっと面白い状況になったと思うけど
今のチーム事情ではこれが精一杯かな‥
みんなで戦えたから良しとしよう

（今シーズン一緒に戦えたスティンガーズのメンバーに、ありがとう）

（ヘトヘト武田先輩･･）