信大にて

大学の恩師である藤井恒男先生が定年退官されるので、最終講義と祝賀式に参加
しなの鉄道で長野へ

有給休暇の翌日にまた半日休むのも気が引けたけど、これまでの不義理を詫びる意味でも、何としても行かねばならない

久しぶりの母校
同期、先輩後輩も数名かけつけ、懐かしい顔ぶれが集まる

仲の良かったのもっちゃんとは、同じ感慨を持っていたよう
『もっと真面目に勉強しとけばよかったなぁ・・』
『こんな前の席で講義受けるの、今日が初めてだ・・』
この年になって今さら懺悔し合うのもどうかと思うけど、やはりこの場所、この仲間にあっては、当時の気分に戻るね


先生は当時と変わらぬ優しさで、不良学生の僕らを受け入れてくれた
同郷で高校の先輩でもある先生には、可愛がってもらった
仲人にもなって頂き、おいらにとっては大恩の師である
研究者として過ごした40年間を振り返りながらの講義
『論より実行』 『人生は積分』 ・・懐かしいフレーズが続く
4月からは長野県工科短期大学校の学長に就任されるとのこと

益々のご活躍をお祈りします





帰路、大学隣にある『ベルメゾン』に寄ってみた
5年間暮らしたアパート
当時付き合っていたかみさんには、遠路チャリで通わせたなぁ


アパート近くにある、よしの屋へ
祝賀会で飲食したにも関わらず、好奇心で入ってみる
ここは学生時代に通い詰めた食堂
何百食頂いたかわからない  
昼夜と一日2回行くことも。
なにしろ安くてボリュームがある
日替定食300円 これに大盛り30円、納豆60円が定番コース
『今日のおいらは、ヒのオのナね・・』 のもっちゃんとは隠語で通じ合っていた
そういえば、当時北野建設にいたノルディックの荻原兄弟も、よく来ていた
親父さんと奥さんに、中学生の娘が手伝っていた
10人からの注文もメモを取らずにこなしていた親父さんの記憶力には、いつも驚かされた
奥さんと娘はまるで愛想がなかったけど、この店のサービス精神とは、愛嬌ではなく、学生に安く腹いっぱい食べさせることなのだろうと、当時は解釈していた


・・・な、なんと、そのまんま3人がやっていた 娘は30くらいか・・?
当時と雰囲気が全く変わっていない
店の内外装も変わりなし
値段も変わりなし
味も変わりなし
厨房の3人の動線も変わりなし
奥さんと娘の愛想のなさも変わりなし

おいらの知る20年前から何も変わっていないのは、びっくりだ

普段は肉食を極力控えているおいらも、当時一番のお気に入りだった煮かつ定食(440円・・メニューの中で一番高い)を頂く。
懐かしくて泣きそうになった