恒例の

上田高校バスケ班のOB会。

現役チームと試合。

若手は男子と、おじさんは女子と対戦。
おいらは数年前から女バス組。

2面のコートを挟んで、ガンガンバスケしたい若手OBと、まったりバスケの壮年OBとの境界が明確に存在する。

現役諸君がいつか来た道なら、壮年の先輩方はやがて行く先。
ここは人生の縮図だ。

現役の頃、2メートル近くある胸板の厚いOBに、全く歯が立たなかった。

卒業して大学、社会人でバスケを続けて、そこで得た経験とスキルを駆使して後輩と対峙。
こいつらには負けるはずがないと一番思い上がっていた頃。

やがて、目は肥えるのに反比例してプレーでは示せなくなってくる。

こんなサイクルで、皆、何かしらを後輩に伝えていく。
これが伝統ってやつだな・・・きっと・・・。


若者のプレーを見て、
無駄な動きが多いなぁと思いながらも、無駄な動きを全く厭わない彼らの体力が、正直羨ましい。

今、訳あってコーチしている野沢南高校バスケ部は、昨年の新人戦で上田高校に負けている。

現役をつかまえて、それとなくヒアリング。
『練習は何してんの?』
『冬場は走ってるの? ウェイトトレーニングは?』
真面目な彼らは、一生懸命答えてくれた。

彼らには頑張ってほしいと思うけれど、次やったら負けねぇぞと、密かに誓う。

夜はOBで飲み会。
同期の4人とは、毎年ここで再会。
(皆、昼間のバスケはどうでもいいらしい)
3次会はいつものラーメン屋。
他愛もない話で盛り上がる。
多感な高校時代を共有した、全く気の置けない仲間たち。



メタボだ抜け毛だと、おじさんの兆候が現れはじめた40歳。
心身ともに一番若いのはおいらだよなと、毎年再認識。


正月気分と懐かしさの合わせ技で、年間行事の中でも特にお気に入りの一日。