北信越国体

今年は長野開催なので、応援に行く。

(会場はホワイトリング

先ず、ご存知でない方にご説明申し上げると・・
本国体(バスケットは秋季国体)には全県が出場できる訳ではなく
バスケットの場合は
地方予選で16県に絞り込まれた上で、本戦を行う。
北信越ブロックからの出場枠は、年により異なるが1県もしくは2県。
但し特例として
『ストレート』と云われる、予選無しで本国体に出場できる年がある。
すなわちバスケットの場合
成年・少年それぞれに男子・女子があるので、
各チーム持ち回りで4年に一度、ストレートの恩恵を享受する。
弱い県であっても
オリンピックサイクル程度で本国体出場の栄光に与れるようにとの
配慮によるものか・・
おいらが最後に出場したのは10年前の宮城国体。
大して上手くもないのに
周りの仲間や取り巻く環境に恵まれ、たまたまに召集される国体。
森角&武田という最強の2ガードを擁する当時の長野県成年男子は
北信越を勝ち抜き本国体に進むことが常態化していた黄金時代。
その森角武田が引退した宮城国体以降の9年間
北信越を勝ち抜けていない成年男子。
つまり
この間の本国体出場はストレート年の2回のみ。
bjリーグJBL2への参入による北信越他県の台頭もあり
このところは石川新潟の2強支配が続いている。
捲土重来を期する長野県
今年はどうか・・・?

今年の出場枠は1
総当り戦により順位付けを行う。
この星取り合戦が実にスリリングであり
3勝1敗の三つ巴ってのも、決して珍しくなく
直接対決や得失点差により当落状況がドラスチックに展開する。
ゆえに
自県の利害のために他県を応援するようなケースが往々にして生じる訳であり
これもブロック予選の醍醐味である。


10年前の北信越予選、出場枠は2県。
前年の富山国体では、地元開催に向けて強化した富山県が全国優勝。
その富山が新潟、石川に負けて予選落ちする波乱の中
迎えた最終戦の相手は共に2勝1敗の新潟県
この時点で石川県は3勝1敗。
新潟に勝てば、石川に勝っている長野県が優勝。
負ければ3位で予選落ちの、まさに天王山。
最後の最後まで縺れる熾烈な展開の末、勝利。
ベンチとコートが一体となり総力戦で掴み取った、生涯忘れられない試合・・
帰途、直江津に一泊して朝までどんちゃん騒いで打ち上げた。
楽しかったなぁ・・

あれから10年後
この思い出深い体育館で
ママさんバスケの交歓大会が開催されたのは先週末のこと。


昨日は新潟、富山に勝った成年男子。
新潟に勝ったのは、なんと上記の大会以来10年ぶりのことだったらしい。
今年はひょっとしたら・・・と期待して、会場へ
最大の難関は石川戦
第1試合を勝利した石川は3勝
新潟富山福井は既に2敗しているので
石川に勝てば長野が優勝(・・あれ? 得失点だっけ・・?)
負ければ石川が全勝優勝
さぁどうなる・・・?

(石川戦前の作戦会議 北信越の勝ち方を知っている森角監督と武田コーチ その手腕は如何に・・?) 

(左:宮城国体がデビュー戦の平も今やベテラン 右:スティンガーズ佐藤昭則さんは総括)

(サブコートでアップ 気合入ってました・・)

(2列目はかつての国体仲間のユージと唐木)

(試合開始・・ワクワクするねぇ)

運動能力の高い選手が揃っている長野県。
連携の長けている石川県。

このレベルの試合をこれ以上コメントするほど偉くは無いので、中略・・・
結果は78対91 残念ながら負ける。
『長野も頑張ったけど、現時点ではこの点差がそのまま実力差だと思う・・』
とは武田コーチの弁。
次の福井戦も破れ、2勝2敗で2位の長野県。
出場枠が2県だったらなぁ・・・




来年の岐阜国体はストレートの成年男子。
頑張って欲しいものです。


(かつては長野県成年男子のエースだった小林勇 昔は凄かった・・昔は・・・)


成年女子は3勝1敗で2位。
3勝で迎えた最終戦 
180cmの元全日本プレーヤーもいる福井相手に
途中リードする展開だったけど・・・惜しくも敗退。
この20年間、北信越を勝ち抜けていない成年女子。
先月に長野大学で佐土監督にお会いした時
『どうせ勝てないんだったら、小さくても若くて走れる奴で固めちゃおうと思ってさ・・・』
と仰られていた。
見事な戦いぶりでした・・
さすが知将




◆番外編
会場裏にて、かけっこの練習
こちらは明日が本番 逆転劇なるか・・?






宗楽(小5) vs 利公(小2)
結果は3本走ってもイーブン・・・利公が速いのか・・? それとも・・・