伝統の力



(佐恵子さん&悦っちゃん 写真ありがとう)

歴史と伝統のある佐久市岩村田祇園
商店街を500メートル担いでおしまいの丸子の神輿とは
質も量も雲泥の違いである。
若者有志が中心となり寄付を集め
ウン百万円かけて神輿を修復して今回に臨むのだと
信濃毎日新聞に取り上げられていた。
おいらも若かりし頃に数年担がせてもらった神輿。
重かったなぁ・・・
『今回、補強が入ってさらに重くなってるんすよ・・・』とは
かつての神輿仲間の弁。
皆さん、相当にばてていた様子。

(一日担ぎ終えたバスケ仲間 左端のイクは魂が抜けちゃったよう・・)
おいらの会社にいる白井君は
この有志の中心的存在で、神輿に命を懸けている人。
息子の名前に『祇』の字を付けるほどに愛している。
ここの子供神輿は、大人同様に終日担ぐ。
ハードだ・・
脈々と継がれる伝統行事を子供時代に刷り込まれ、魅了され、大人神輿に憧れ
これらイニシエーションを経て
やがて立派な『神輿キチガイ』になるのだろう。
とても羨ましい、土着的システム。

伝統の意味においては
この神輿同様に佐久で盛んなバスケット。
ミニバスのシステムが確立されている佐久では
子供にその気があれば、小学1年生からバスケットが出来る。
地元協会、指導者らバスケキチガイの方々による永年のご尽力の賜物である。
これも羨ましい。
おいらの子供時代から今に至るまで、ミニバス環境が無い我が地元。
その影響か
丸子中には男子バスケ部が無く
丸子北中には女子バスケ部が無い。
何処ぞのバスケキチガイ様が立ち上がらない限り
丸子にミニバスが旗揚げされることは、この先も無かろう。
全員にとは言わないけれど
誰かしらはバスケをして欲しいと願う親ば○として
この状況にはちょっと気を揉んでいる。

『誰か興してくれねぇかなぁ・・・』ってことを言うと必ず
『じゃぁお前やれよ』って話になるのだけど
それはちょっと・・・と腰が引ける。
何事も、初速に要するエネルギーは大きいのだ。
正直、キチガイになれる自信は無い。


我こそはと思われる方、是非お願いします!